夜間や土日祝日だけでなく夏休みなどもネット回線が遅くなりやすく、Ping値が上昇しダウンロードが遅くなりやすいものです。今回はネット回線が遅くなりやすい時期でも快適にオンラインゲームをプレイできるネット回線についてご紹介します。今の回線速度やPing値に不満がある方必見です。

光回線の遅さはIPv4とPPPoEに原因がある

ネット接続にはIPv4とIPv6があり、後発のIPv6の方が高速通信できます。しかし全てのサーバーやサービスがIPv6に対応しているわけではなく、IPv4が未だ主流となっています。IPv4でインターネットに接続する際はPPPoEという方式でインターネットサービスプロバイダー(ISP)に接続する方法が一般的です。PPPoE接続はNTTの終端装置を経由してインターネットへ繋がりますが、終端装置にアクセスが集中し回線の速度低下する状態が続いています。PPPoE接続であれば1Gbpsを謳う高速回線でも十分な速度が出ず、利用者が多い時期はさらにアクセスが集中し低速になる傾向があります。日本国内でもヘビーユーザーが多いエリアでは慢性的に終端装置がアクセス過多の状態にあり、ラグが多発してゲームプレイに支障が出る場合もあります。

終端装置の改善は進まず、接続方式の見直しが必要

終端装置の改善に関してNTTは消極的なため、今後もNTTの光回線が早くなる見込みはありません。そこで電力系と呼ばれる電気事業者がエリア限定で提供している光回線への切り替えやNTTの光回線のままPPPoEを使わない新しい接続方式への変更が進んでいます。すでにネット回線を引いている方はISPのオプションプランをチェックしてIPv6に関するものがないか探してみましょう。

DS-Lite・MAP-Eという新しい接続方法

IPv4通信をIPv6に変換することで終端装置を経由せず高速な通信を可能とする新しい接続方式がDS-LiteとMAP-Eです。これによりNTTの光回線でもISP次第で非常に高速なネット回線を利用できるようになりました。既存のISPでもオプションプランとして提供している場合があり、DS-Lite専用のISPもできるなど徐々に拡大しています。

フレッツ光ネクストハイスピードタイプなら大幅な速度改善例もあり

アップロード・ダウンロード共に200MbpsのNTTフレッツ光ネクストハイスピードタイプでDS-Lite接続に変更するとダウンロード速度が理論値1Gbpsに上がります。これはハイスピードタイプが元々1Gbps回線を200Mbpsに速度制限してNTTが提供しており、PPPoEを使わないことでNTTの速度制限から解放されるためです。今フレッツ光ネクストハイスピードタイプで契約されている方は積極的にDS-Liteへ変更をお勧めします。

DS-Lite・MAP-Eには対応ルーターが必要

DS-Lite・MAP-E共に登場してから日が浅く、全てのルーターで接続できるとは限りません。ISPが動作確認済みのルーターリストを公開していますが、現行ルーターの一部上位機種に限定されており新たにルーターを購入するケースがほとんどです。

DS-Lite方式は無料体験できる

もしISP動作確認済みのルーターを使っている場合はISPの無料体験を利用してDS-Liteの速度を確かめてみるとその速度に驚くはずです。インターリンクのZOOT NATIVEはDS-Lite対応のサービスで、2ヶ月無料です。無料期間中の解約も可能でもちろん費用はかかりません。現在契約しているISPを残したまま自宅で試せるため、実際にどれくらい回線速度やPingが変わるのか興味がある際は活用できます。ゲーミングPCサイトを参考にしてデスクトップを買うのはいいでしょう。でもこのように回線についても考える必要があります。ゲーミングPCでゲームがサクサクになっても、回線でラグっては意味がありませんからね。

まとめ

DS-Lite・MAP-E方式なら速度改善はもちろん、オンラインゲームで最も重要なラグを減らせる可能性が高い接続方式です。ルーターの買い替えやオプション料金など投資は必要ですが、投資した以上のパフォーマンスを得られる点は非常に魅力的ではないでしょうか。